解体工事には場合によって様々な届出が必要となります。
届出とは少し形が変わってきますが、解体工事を行う前にライフラインを止めておく必要があります。
本記事では、解体工事前に必要なライフラインの停止についてまとめていきます。
ライフラインの停止は必要?
解体工事を行う前に、ライフラインの停止や撤去を行う必要があります。
ライフラインと言えば、主に電気やガス、水道、電話、インターネット、ケーブルテレビなどが挙げられます。
基本的には電話一本で、数時間もすれば止まるものがほとんどですが、中には停止するまでに2週間前後かかってしまうものや撤去費用がかかってしまうものもあります。
ここで1つ注意点があって、ライフラインだからといって水道まで止めてしまうと解体工事の作業に支障をきたす場合もあります。
例えば、解体工事で発生するホコリを抑えるためのまき水として使用したり、アスベストを伴う工事だと、工事前に潤湿化するために水をまいたり、防具服や専用のマスクを洗ったり、更衣室や洗体室を設ける関係で水が必要になることも少なくないため、水道だけは解体工事後に停止させるようにしましょう。
ライフラインを停止させるのに数日かかってしまうものってどんなもの?
ライフラインを停止させるのに数日かかってしまうものもあるという説明をしましたが、具体的にはどういったものがあるのでしょうか?
例えば、電機などは事前に連絡を入れて、工事解体の直前に電力会社が電柱から家屋までの引き込み線や電気メーターを取り外します。
その作業のために事前連絡が必要となります。
ガスだと、解体工事の前にガス会社が公道下に埋めれられているガス管と私有地である解体敷地内の接続部分にあたるガス管を切断する作業が入ります。
この作業が有料で行われるもので、見積もりも必要とされるため、事前連絡が求められます。
電話なら、解体工事の前にNTTなどが電柱から家屋までの電話引き込み線を撤収する作業が入ります。
そのため、事前連絡が必要です。
他にもいくつか事前に必要な作業が入るものもあるため、注意が必要です。
まとめ
単なるアパートやマンションの引っ越しの時とは違って、解体工事となるとライフライン関係で取り外しの必要なものが結構あります。
水道だけは工事で使うため残しつつ、それ以外のものは解体工事前に事前に作業が入るため、早めの連絡をするように心がけましょう。